お久しぶりです。
楽器に夢中になっていて御留守にしていました(まだ、やり足り
ない)。
さ、2012年一発目です。
アッサリ行きまっしょい。
昨年末にアメリカより「グッドコンディション」の肩書きで輸入され
た1970年R75/5。
ショートホイールの極初期ですね。
アメリカから来る車両で「こりゃ凄い!!儲けたっ!!」なんて物
に巡り合った事が無いので、今回も期待していませんでしたが「
期待しなくて正解」でした(苦笑)。
とはいえ、オリジナル度は中々高く手を掛ければ良くなりそうだっ
たので一安心。
で、いつものヒッペガシ&掃除&車検整備+α的な納車整備をし「
ヤレた良い感じ」を目指す事に。
足早でスミマセン、軽く脱がした状態↓
何時も通り分解・掃除を繰り返す。
必要個所はタッチアップなどもしますが、あくまでレストアではなく
掃除の範囲で済まして行き「良い感じ」を目指し押し上げて行きま
す。
前後ブレーキ周りは一度も分解してなかったのか?と言うぐらい
渋い動きで整備後は前後とも「とてぇーも」軽いタッチに。
基本に忠実な整備は大切。
ステムは非常に動きが悪くなっていたため、いつも通り分解してや
り直しました。
フロントフォークもシールからオイル漏れしていたため完全分解し
フルコースのオーバーホールをしています。
ホイールベアリングの状態も現状では良かった為、素晴らしいステ
アリング回りに仕上がっています。
「スパン・スパン・ぎゅぃいーーーん」ですね。
丁寧に押し上げて行きドンドン良くなっていってますね。
レストアではなく、あくまでお掃除というのがイカス。
良く言うと「上品」、悪く言うと「頼りない」フロントフォークのスタビ↓
取り付けナットの締め付けは「一番最後」が基本!
フォークを何度もストロークさせた後にスタンドを外した状態でアク
スルのピンチボルトと共に締め付けましょう。
このチョットの気遣いでフォーク周りの動きが変わる事も有ります。
キャブもオーバーホールしました。
75-5の初期はチョークユニットが特殊なのをご存じでしょうか?
こう見ると普通見えます↓
しかし、チョークアームを引っ張り上げるタイコ部がこの後のモデル
の様なソリッドワイヤーを固定するタイプで無く、普通のアクセルワ
イヤーの細いタイプのタイコを引っかける様になっている↓
BMWを良く知る方はナルホドと解っていただけるはず。
これだと後のモデルのソリッドワイヤーの様に強制的に開け閉め
出来ない。
もっと後のモデルの様にハンドルホルダー部にチョークレバーが
有るタイプはこのアーム↑自体にスプリングを引っかけアームを戻
すようになっているが、これはそういう構造では無い。
じゃあ、どうやって戻しているかと言うと、チョークハウジング内に
キックのリターンスプリングみたいな物を仕込んで戻すようになっ
ている。
なんとも凝った構造・・・・・・
しかし、この構造が仇となりチョークバルブが綺麗に戻らなくなる。
よってソリッドワイヤーで強制的に開け閉めする構造に変わって行
くと・・・・・・
この車両も戻りが悪くなっていたため、アームと遊び調整ボルトの
間にスプリングを追加し対処した。
ま、このモデルは完全に戻らなくてもチョークバルブの通路は後の
モデルの中間位置(チョーク時の燃料の量を加減する穴が何種類
かある)の設定は無く、チョークONかOFFかしかない(燃料の加減
出来る穴が無い)ので完全にアームが開き切った状態以外はチョ
ークオフとなるのでシビアに考える事もない。
とはいえバルブ前からバイパスエアーはスルーするので濃くなりす
ぎてカブる事が無くても調子は崩すのでチョークアームが戻って無
ければ指で少し押せば簡単に戻りきる。
この後のモデルだとチョークバルブのシャフトにOリングが入る溝が
有るが、これには無い↓
代わりにハウジングの方にOリングが入る。
ヘッドライト球がダルマ球から無理やりH4球に。
しかも100/55Wとは大胆不敵な米国人?!
まだまだ小ネタを撮っていたがシンドイから割愛。
で、イキナリ組み立て途中を一枚。
ここまで来ると、早くエンジンを掛けたくてしょうがなくなる。
じゃあ、お見合い写真でも。
静かに「色っぽい」のが何とも言えません。
前後ドラムブレーキ&スポークホイールというのは無条件でカッコよ
ろし。
5シリーズは最後の方のモデルがロングホイールベースとなるが、
これは初期なので当然ショートホイールベース。
ショートホイールベースのギュッと詰まった感じもカッコよろし。
ショートホイールベースの直進安定線云々を言う方もおられるかも
しれませんが、私が乗った感じではネガな印象は一切ありません。
日本で圧倒的に多い中低速のコーナーだとヒラヒラ感が気持ち良い
と感じる位です(4速はチト遠く、3速がホント美味しいです)。
シートは張り換えてありますが乗り心地は良いです。
気持ち良く乗れるようには仕上げていますが、細かい所を詰める
「育てる喜び」は残っていますので、コツコツ自分の物にしていくに
は良い個体だと思います。
久しぶりに75-5に乗りましたが、私の記憶以上に力強い走りとコ
ーナーを抜ける気持ち良さで寒さを忘れシバキ回してしまいました。
中速コーナーを3速でテールリフトしながら「グイグイ」駆ける感じは
とても「動物的」というか「有機的」で堪りません。
今の車両に無い旨みです。
お勧めちゃん。
最後に簡単な動画でも宜しければどうぞ
この車両が気になる方は社長と「お話セッション」願います。
あー、久しぶりに書くと疲れる・・・・・・・・
冬になると日本酒を燗するのも良いですよねー
良し、ギター弾いて筋トレして風呂入って熱燗飲んで寝るぞ!
バイチャ。
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